<P205>
PANEL3
新聞には、サイレンが鳴ったら直ちに手近なシェルターに避難せよと書かれている。50年代の対処法とまるで変わっていない。
PANEL9
章末の言葉は、ドイツの哲学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(1844〜1900)が1886年に著した『善悪の彼岸』よりの一節。キリスト教的価値観に基づく伝統的な善悪の概念を非難した。他者に依ることのない確たる自我の持ち主である新しい人類、「超人」の提唱者でもある。
<P205>
ショー巡査:P168 PANEL4参照。
グリーブス巡査:P169 PANEL4参照。
ハーベイ・チャールズ・ファーニス:P131 PANEL6参照。
懐中電灯:P12 PANEL2参照。
角砂糖の包み:P17 PANEL6参照。
枯れた赤い薔薇:P68 PANEL6参照。
鉛筆1本、手帳1冊:P20 PANEL1参照。
男性用香水ノスタルジア:P98 PANEL8参照。
黒胡椒:P167 ANEL3参照。ただし2瓶とあるので、モーロックの家で入手する以前から、1瓶持っていたものと思われる。
<P206>
リリアン・チャールトン問題児収容所:架空の施設と思われる。『ウォッチメン』のキャラクターの基になった一連のコミックスの出版元であるチャールトンコミックスに由来するものか。
<P207>
70年代中頃まで勤務:75年のブレア・ロッシュ誘拐事件を機に、”真"のロールシャッハとして目覚めた彼は、俗社会との交わりを絶ったと推察される。
<P208>
筆記の日付が1963年となっているが、コバックスが13歳の時に書いたものであるとすると、1953年のはず。